サバ(もっと詳しく見る)

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サバ
機能性成分
EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)

 

 

 EPA・DHA等のn-3系脂肪酸(n-3PUFA、メチル期末端から最初の二重結合位置までの炭素数が3である系列の脂肪酸)は血栓症など循環器系疾病の防止や抗アレルギー作用、子供の能の発達に重要である。
 厚生省の示している栄養所要量(第6次)では、不飽和脂肪酸の中の約20%程度をn-3系脂肪酸で摂取することが望ましいとしている。
 DHAとEPAの生理作用はほぼ共通するが、異なる点もある。脳組織中に多いDHAには記憶学習能向上の働きがある。両者の最も大きな違いは、DHAは脳にまで運ばれ脳神経を活性化させるが、EPAは脳まで行き渡らない仕組みとなっている。

 

 

アミノ酸

 

 

 ヒスチジンは、旨味成分であるとともに体内でヒスタミンに変換され、神経機能に働き、脂肪細胞において、交感神経を刺激することで脂肪分解の促進の効果があるとされている。しかし、サバは鮮度落ちが早く、死後にヒスタミンに分解され、アレルギー体質の人が食べるとジンマシンを起こす。
 分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)は必須アミノ酸であるとともに、筋肉組織において代謝されて筋肉のエネルギー源となるアミノ酸である。これらのアミノ酸を運動前に摂取すると、運動によるダメージや疲労をカバーでき、ダイエット効果があるといわれてる。
 

 

  

利活用、応用の方法、用途など

 

 サバには血栓症防止に役立つn-3系脂肪が豊富であるが、鮮度劣化が早く品質保持が課題である。シメサバを-70℃~-17℃で一年間冷凍貯蔵し品質保持の基礎的な条件を脂質酸化(TBARS)の評価から検討した。その結果、酸化は温度に従い指数対数的に進行し、商業的な冷凍貯蔵温度ではその進行は殆ど抑えられず、商品寿命の延長には適切な酸化防止対策が必要であることが示唆された。また、酸化は加工処理によっても進み、原料・製造・流通各段階での対策も望まれる。

 

研究機関

八戸工業大学 バイオ環境工学科
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