ツルアラメ(もっと詳しく見る)

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ツルアラメ
機能性成分
ポリフェノール  ポリフェノールは光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持つ。
 海藻にもポリフェノールが含まれるが、陸上植物とは異なり、フロログルシノールが重合したフロロタンニン類が、褐藻類の特徴的なポリフェノールである。フロロタンニン類にも多様な種類があり、全ては解明されていないが抗酸化作用がある。
 青森県立保健大学は、ツルアラメのフロロタンニン類に、グルコシダーゼ阻害作用があることを明らかにしている。また、その作用の一部は摂食阻害物質としてツルアラメ自体の防御に役立っている。
フコキサンチン

 フコキサンチンの生理作用としては大腸ガン細胞や白血病細胞、前立腺がん細胞のアポトーシス誘導効果、抗炎症作用や抗酸化機能が報告されているが、弘前大学では、ツルアラメのフコキサンチンから新たな機能として、抗肥満作用と抗糖尿作用を明らかにした。
 フコキサンチンによる脱共役タンパク質1(UCP1)の白色脂肪組織(WAT)における発現誘導作用は食品成分による新たな肥満抑制機構として大変興味深い作用である。
 フコキサンチンはインスリン抵抗性惹起に関わるアディポサイトカインの分泌抑制と糖の代謝促進に関わるトランスポーターの発現誘導の両面から、糖尿病の予防や糖尿病を改善する働きを示すと考えられる。 

 

利活用、応用の方法、用途など

 中学校家庭科で必ず取り上げられるメニューである「ハンバーグ」へのツルアラメの添加、調理加工法を検討したところ、ツルアラメ独特のえぐ味やぬめり感を感じさせないのは、ツルアラメの粉末や角切り、粉末+角切り、細切り、ミキサー破砕のうち、ミキサー破砕で、一般的な一人分ハンバーグ生地にミキサー粉砕したツルアラメ4gの添加で、1日の摂取目標の約10.4%の食物繊維を摂取できることがわかった。

研究機関

国立大学法人弘前大学 弘前大学研究・イノベーション推進機構
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