アピオス

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アピオス
学名 Apios americana Medikus
青森県での収穫量等 30t、全国一位(推定)
栄養成分
(出典:日本食品標準成分表2020年版 (八訂))

可食部100g当たり

エネルギー 146Kcal、水分 56.5%、蛋白質 5.9g、脂質 0.6%、炭水化物 35.6g、食物繊維総量 11.1g、灰分 1.5g、カリウム 650mg、カルシウム 73mg

特性

 アピオスは別名ホドイモと呼ばれるマメ科のつる性植物であり、地下茎が所々肥大した塊茎部(3~4cm)を食すことができる。原産地は北米だが、日本では青森県から広まったと言われている。即ち、リンゴを導入した際に、苗木の土中にアピオスが混じっていたと考えられている。実際に、栽培法は青森県で確立され、種芋の頒布も行われている。

 茹でるだけでそのまま食べられ、栗とイモを合わせたような味であるが、最近では栽培・収穫、保存等に改良が加えられ、美味しくなっている。

 アピオスには様々な生理作用(便通、アトピー、肥満等)が経験談として語られたことから夢の健康作物としてマスコミにも取り上げられたが、その滋養強壮効果についてはあくまでも伝承の類で、科学的根拠に乏しかった。現在、動物実験等を通して、その位置が解明されつつある。

主な機能  ラットにおいてアピオス粉末を与えることによりSHR(自然発症高血圧症ラット)の血圧上昇抑制効果、血清中性脂肪抑制効果、アピオス蛋白質由来ペプチドのSHRにおける血圧降下作用
機能性成分
ペプチド

 

 アピオスの蛋白質由来のペプチドに、血圧降下作用のあることが明らかになっている。

 五大栄養素の1つである蛋白質は、筋肉・内臓・皮膚・爪・毛髪等人の体のいろいろな部分を作るのに欠かせない栄養素で、数百個以上のアミノ酸が結合してできた高分子化合物である。

 ペプチドは、アミノ酸が数個から10個程度結合してできた化合物の総称で、蛋白質をぶつ切りにしてできたものとも言える。

 アミノ酸は蛋白質を構成する最小単位であるほか、体内での代謝やエネルギー産生等身体の機能に深く関わっている。

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カリウム

 

カリウムは主要ミネラルの一つで、主に細胞内に分布し、神経伝達等で重要な役割を果たす。アピオスにはカリウムが650mg含まれているが、これは生のイモ類の中では最も多く、茹で豆類よりも多い。

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カルシウム

 

アピオスのカルシウムは、茹でホウレンソウ、板こんにゃく、茹で豆類と同等の含量である。

 カルシウムは主要ミネラルの一つ。骨や歯の形成に必要な栄養素で、欠乏により骨粗鬆症のリスクが高まる。

 ※ミネラルとは・・・五大栄養素の一つで、あるミネラルは、骨や歯など身体の構成成分になるとともに、体の調子を整える働きがある。「無機質」ともいう。栄養素として欠かせないことがわかっている必須ミネラルは16種類あり、うち、体内に比較的多く存在するものを主要ミネラルという。

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利活用、応用の方法、用途など

 

通常は茹でて食べる他、普通の料理の食材として利用できる。最近は栽培や保存に工夫が施されているので皮付きでも美味しく食べられる。

 形や大きさが様々になるため、規格を外れたものは加工用に用いられる。加工には、生、茹で、粉末等、いくつかの素材が用いられている。アピオスコンニャクは、野菜99%でありながら肉やハムのような食感を造り出したアピオスの加工食品である。

研究機関

公立大学法人青森県立保健大学 研究推進・知的財産センター 

〒030-8505青森市大字浜館字間瀬58-1 

TEL:017-765-4085